「エジソンズ・ゲーム」(The Current War: Director’s Cut)
2019年 アメリカ(KADOKAWA) 108分 映倫:G
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン 製作:ティムール・ベクマンベトフ/ベイジル・イバニク 製作総指揮:マーティン・スコセッシ/スティーブン・ザイリアン/ギャレット・バッシュ/マイケル・ミトニック/アン・ロアク/ミシェル・ウォーコフ/ベネディクト・カンバーバッチ/アダム・アクランド/デビッド・C・グラッサー/デビッド・ハッキン/ボブ・ヤーリ/アダム・シドマン 撮影:チョン・ジョンフン 脚本:マイケル・ミトニック 美術:ヤン・ロールフス 衣装:マイケル・ウィルキンソン 編集:デビッドラクテンバーグ/ジャスティン・クローン 音楽:ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ 音楽監修:ランドール・ポスター 視覚効果監修:ジャスティン・ボール
出演:
ベネディクト・カンバーバッチ(トーマス・エジソン)/マイケル・シャノン(ジョージ・ウェスティングハウス)/ニコラス・ホルト(ニコラ・テスラ)/キャサリン・ウォーターストン(マーガリート・ウェスティングハウス)/トム・ホランド(サミュエル・インサル)/タペンス・ミドルトン(メアリー・エジソン)/スタンリー・タウンゼント(フランクリン・ポープ)/マシュー・マクファディン(JPモルガン)
上映館:ユナイテッドシネマ新潟#4
採点:★★★☆☆
原題は「電流戦争」であり、予告編ではエジソンが主人公のような編集をしていましてが、エジソン、ウエスティングハウス、テスラの群像劇であり、どちらかというとウエスティングハウスの正論に対して、難癖をつけるエジソンという役回り。
しかし、いずれも「良い人」という描き方に終始しているところが弱い。多分脚本ではエジソンをもっとくせ者として描いていたのを、製作側から横やりが入ったのではないかと想像していたのですが、Wikipedia読むと案の定、元々の製作者であるハーヴェイ・ワインスタインが次々と監督に変更を指示していたのだそうです。
ワインスタインがセクハラ問題で破産、作品は再編集されて公開されたという事で、今回の上映はディレクターズカット版なんだそうです。俳優たちの協力で再撮影もされたそうで、製作陣にカンバーバッチの名前があるのはそういう事の影響かもしれません。
それでも、エジソンはまだまだ描き足りない印象ですね。元々の脚本通りに撮っていたらどうなったのかな。まあ、現代のアメリカ映画では、各方面への忖度があって絶対的な悪、みたいなものは描けなくなっていますね。エジソンを徹底的に悪者にしたら、面白かったかも知れません。
https://edisons-game.jp/

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