「泣く子はいねぇが」
2020年(バンダイナムコアーツ/スターサンズ) 108分 映倫:G
監督:佐藤快磨 脚本:佐藤快磨 企画:是枝裕和 エクゼクティブプロデューサー:河村光庸 プロデューサー:大日向隼/伴瀬萌/古市秀人 撮影:月永雄太 照明:後閑健太 録音:吉田憲義 美術:西尾共未 衣装:
馬場恭子 ヘアメイク:那須野詞 小道具:故引英里 音響効果:廣中桃李 編集:佐藤快磨 音楽:折坂悠太 主題歌:折坂悠太 助監督:森本晶一 制作担当:角田隆 ラインプロデューサー:中円尾直子
出演:
仲野太賀(後藤たすく)/吉岡里帆(桜庭(後藤)ことね)/寛一郎(志波亮介)/山中崇(後藤悠馬)/田村健太郎/古川琴音/松浦祐也/師岡広明/高橋周平/
板橋駿谷/猪股俊明/余貴美子(後藤せつ子)/柳葉敏郎(夏井康夫)
上映館:グランドシネマサンシャイン#8
採点:★★☆☆☆
ダメ男の映画。仲野太賀演じる男のダメっぷりはなかなかですけど、何がどうダメなのかの具体的な描写はあまり無いので、観ている観客は始終イライラさせられてしまします。まあ、それは監督の意図なのかも知れませんが、観客には辛い経験となります。
結局今の時代は酒の上の失敗、として流されることなく、故郷にいられなくなって東京に出て行ったものの馴染めず、故郷に戻っても家族からも疎まれて行き場所の無い男のあがきを延々と描いて行きます。
ラスト、なまはげとなって咆哮する彼。全てを失った彼こそが泣く子だったのでしょう。映画はここで終わってしまいますが、いったい彼は今後どうすると言うのでしょうか。なんとも世知辛い映画でありました。
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