「燃ゆる女の肖像」(Portrait de la jeune fille en feu)
2019年フランス(ギャガ)122分映倫:PG12
監督:セリーヌ・シアマ 製作:ベネディクト・クーブルール 脚本:セリーヌ・シアマ 撮影:クレール・マトン 衣装:ドロテ・ギロー 編集:ジュリアン・ラシュレー 音楽:ジャン=バティスト・デ・ラウビエ
出演:
ノエミ・メルラン(マリアンヌ)/アデル・エネル(エロイーズ)/ルアナ・バイラミ(ソフィ)/バレリア・ゴリノ(伯爵夫人)
上映館:ユナイテッドシネマ新潟#5
採点:★★★☆☆
18世紀フランス。画家の女性マリアンヌは伯爵の娘エロイーズの肖像画を描くために孤島の屋敷にやってきました。肖像画は娘をミラノに嫁がせるためのものであり、結婚を受け入れられない娘はモデルになることを拒否しており、伯爵夫人はマリアンヌに画家であることを隠して描くよう依頼します。
孤独に暮らしていたエロイーズはマリアンヌに好意を抱き、2人はいつしか深く愛し合うようになるのでした。
画家であることを隠していると言っても、絵の具のにおいから知られるのではないかなあ、と気になってしまいました。
冒頭に出てきた「燃ゆる女の肖像」の絵が結局最後まで出て来なかったのはちょっと物足りなく感じました。個々のシーンは印象的ではあるのですが、それぞれが積み重なって大きな物語を構成する、というところまで到達していないと感じました。
多分このシーンは有名な絵の構図なんだろうな、というカットが所々に見られたけれども、知識がなくてはっきりと示せないのが残念です。
https://gaga.ne.jp/portrait/

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