「ドライブ・マイ・カー」
2021年 (ビターズ・エンド) 179分 映倫:PG12
監督:濱口竜介 原作:村上春樹 脚本:濱口竜介/大江崇允 製作代表:中西一雄/定井勇二 共同製作:川村岬/松下幸生/奥村景二/中部嘉人/鈴木仁行/久保田修/五老剛 プロデューサー:山本晃久 アソシエイトプロデューサー:近藤多聞 撮影:四宮秀俊 照明:高井大樹 録音:伊豆田廉明 美術:徐賢先 装飾:加々本麻未 スタイリスト:纐纈春樹 ヘアメイク:市川温子 編集:山崎梓 音楽:石橋英子 監督補:渡辺直樹/大江崇允 助監督:川井隼人/久保田博紀 リレコーディングミキサー:野村みき VFXスーパーバイザー:小坂一順 制作担当:中川聡子
出演:
西島秀俊(家福悠介)/三浦透子(渡利みさき)/霧島れいか(家福音)/パク・ユリム(イ・ユナ)/ジン・デヨン(コン・ユンス)/ソニア・ユアン(ジャニス・チャン)/ペリー・ディゾン/アン・フィテ/安部聡子(柚原)/岡田将生(高槻耕史)
上映館:イオンシネマ新潟西#3
採点:★★★☆☆
【ネタバレあり】
舞台俳優で演出家の悠介(西島秀俊)とテレビの脚本家の音(霧島れいか)の夫婦。表面的には理想のカップルに見えたのですが2人にはある秘密がありました。
妻が脳梗塞で死亡してから2年。広島の演劇のワークショップの演出を頼まれた悠介は参加者の中に昔妻と関係のあった高槻の名前を発見します。
愛するが故に妻の不倫に目をつぶっていた悠介。それはしかし、自分の心を押し殺していたのではないか。と苦悩する悠介の心を見抜いていたのは、専属の女性ドライバー、みさきでした。
とてもファッショナブルな映画で、ストーリー運びも良いと思うのですが、やっぱり3時間というのはキツい。映画というものは作品の中で提示された謎をラストまでに説明を付ける事を求められるわけですが、夫婦の微妙な問題やみさきの過去などを説明されればされるほど気持ちが萎えていく自分がいて、そんな説明要らなかったなあ、というのが自分の感想です。それじゃ映画として成り立たないのですけれどね。なので途中までは★5つだったのですが、最終的には★3つになってしまいました。ラストは悠介とみさきが韓国で聾唖者の夫婦と暮らしていることを匂わせて終わりますがそんなの観たくなかったな。
オーディションの俳優の中に韓国の聾唖者がいて、とても新鮮でした。チェーホフの「ワーニャ伯父さん」の知識があれば、より楽しめたのでしょうがストーリーすら知らないのでした。
2021/9/19 13:10(202192)
http://dmc.bitters.co.jp/

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