Tomo'sシネマ

「キャラメル」caramel

2007年レバノン/フランス　配給：セテラ・インターナショナル　96分
監督:ナディーン・ラバキー 製作:アンヌ＝ドミニク・トゥーサン 脚本:ナディーン・ラバキー 撮影:イヴ・セナウイ 音楽:ハレド・ムザンナル
出演:ナディーン・ラバキー/ヤスミン・アル＝マスリー/ジョアンナ・ムカルゼル/ジゼル・アウワード/シハーム・ハッダード

上映館：新潟シネウィンド

採点：★★★★★

タイトルのキャラメルは美容サロンでの脱毛に使うアイテム。レバノンの美容サロンで働く３人の女性と常連客や周囲の人たちの群像を描く秀作。監督・脚本・主演のナディーン・ラバキーはすごい美貌と才能の持ち主だ。いろいろな年代の女性心理を活発に描写して観客の目をくぎづけにする。人間の心理は人種や風俗に関係なく共通するものだとわかる。そしてレバノンには意外にもキリスト教徒が多くいることも知った。