2010/11/29

更年期医学会で発表してきました。(関根さおり)  最新医療情報

皆様ご無沙汰しております、婦人科の関根(さおり)です。 女性ホルモン補充療法(HRT)をお受けになっている皆様へこの夏、臨床研究として追加治療のおすすめをさせて頂いて以来の登場です。 お元気でそれぞれの秋を満喫されておいででしょうか。

 さて、去る10月2日、鹿児島市で開催されました更年期医学会で上記研究の結果を発表して参りました。 ご協力頂いた方々、興味をお持ちの方々のためにその内容を簡単にまとめると、以下のようになります。

@HRT実施中の更年期女性のうち約3割は、HRTだけで改善しない不調に悩んでいます。追加治療を希望した方の主なお悩みは意欲低下や性生活への嫌悪感が多く、肌の不調や全体的体調不良、不眠などがそれに続きます。
AHRT+少量の男性ホルモン(ボセルモンデポーTMの注射・グローミンTM軟膏)を2〜3ヶ月間お使い頂いた方々へのアンケートでは主に「やる気のなさ・性生活への意欲減退が改善する可能性」があります。血液中の男性ホルモンの増加はわずかで、明らかな副作用は認められませんでした。
BHRT+植物プラセンタ(植物プラセンタASKATM:当院のセラピールームでも取り扱っています)を2〜3ヶ月間お使い頂いた方々へのアンケートでは主に「睡眠(入眠・覚醒とも)の状況・肌の調子・全体的体調不良が改善する可能性」があります。また、男性ホルモン・女性ホルモンがわずかに上昇する傾向がみられました。
Cどの治療でも、一般的な血液検査による明らかな副作用は認められませんでした。安全な治療法であると言えます。

お忙しい中、研究にご協力頂きました皆様、大変ありがとうございました。 その後の調子はいかがでしょうか? 他にも現在HRTをお受けになっていて上記の症状でお悩みの方、いらっしゃいましたらこれからでも追加治療を開始できますので、どうぞ婦人科担当医までご相談ください。

 また、今回の研究を通して改めて毎年の定期検診の重要性を感じました。 毎年の血液検査や様々なチェックの結果がどう移り変わってきたかを電子カルテに記録しておけば、治療法の変更による影響を後から調べることもできます。 HRTをお受けになっている方々は是非、子宮がん検診・乳がん検診だけでなく、一般的な健康診断(職場やドック、自治体の健診でも構いません)を年に一度お受けになって結果をお知らせください。 もちろん当院で女性検診をお受け頂いている方は既に経過を拝見していますのでご安心ください。

 今回取り上げた男性ホルモンの薬や植物プラセンタのサプリメントにご興味のある方は、スタッフへお問い合わせください。また、これら以外にも、更年期の不快な症状を楽にするための手段は日々研究されてきています。 国内外の新しい治療法につき勉強し、皆様にお届けできるよう、これからもスタッフ一同頑張っていきたいと思いますので引き続きご相談くださいませ。

 今年の夏は記録的な猛暑でしたが、冬はかなり寒くなるだろう、という気象庁の予報です。 皆様、どうぞお風邪など召されませぬよう、心も身体もあったかくしてお過ごしください。
 のぼせやほてりには楽な季節になりますので、そろそろ女性ホルモンのお薬の量を減らしたいな、というHRT治療のベテランさん(5年近く、あるいはそれ以上お使いになっていらっしゃる方々)は外来でご相談ください。
 毎年の検診結果をみて治療方針を見直すことも大切ですので、うっかり今年の検診を受けそびれた方がおいででしたらご連絡お待ちしています。 どうぞ、お元気で♪
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